住宅メンテナンス診断士講習会の内容が、震災対応にもお役立ち!

大阪北部地震が発生し、1週間が経ちました。

今回の地震は、屋根瓦の脱落等の被害はあるものの建物の倒壊は非常に少なく、反対に、家具が倒れる、部屋の中が散乱する、ブロック塀が倒れる、等の被害が多いと聞いています。

当センターにも、住宅所有者の方から「隣の家との間にあったブロック塀が倒れたので直して欲しい」「部屋内の壁が少しヒビが入ったので、急いではいないが、事業者さんを紹介して欲しい」等々の電話相談が入り、センターの会員事業者様をご紹介しています。

 

さて、当センターの会員工務店様より、「『住宅メンテナンス診断士講習会で学んだ「維持管理サイクル(定期点検、記録の活用等)」を直ぐに取り入れていた為、今回の大阪北部で発生した地震にも、直ぐに対応出来ました!」との嬉しい連絡を頂戴しました。

 

こちらの会員工務店さんが、講習会受講後、まず始められたのが、「定期点検の実施」と「記録の作成と保存」。

そして、定期点検に行かれた際、お客様専用の点検チェックシートをお渡しし、年に一度は点検する事、そして、定点観測している中で、気になる点があれば連絡を頂けるようにと、お伝えされていました。

 

震源地から少し離れたエリアですが、今回の地震発生を受け、念のために「臨時点検」に伺った所、お客様より「地震後、落ち着いてからいつもの通りに家をチェックしてみました。目地のヒビ等、少し気になる点があったので連絡しようとしていた時に電話があって助かりました。」「以前、きちんと補修していてくれたので、一応、家全体を見てみたけれど、何もなかったです。でも、プロが見に来てくれて安心しました。」等の感謝の言葉を聞くうちに、ますますお客様に信頼される工務店になれたと実感できたとの事です。

 

「住宅メンテナンス診断士講習会」は、技術的な内容もお伝えしていますが、住宅を適切に手入れしながら安全、快適に住まう、住宅メンテナンスの基本的な概念をお伝えしています。

 

8月の大阪会場、11月の東京会場とも、残席があります。

奮ってのご参加をお待ちしています!