本日の講義シリーズは、「シリーズ③ 木材劣化とその診断技術」です。
この講義は、「住宅メンテナンス診断士講習会」の中で一番人気の講義で、京都大学大学院 農学研究科 教授 藤井義久 先生にお話頂きます。
藤井先生は、木材腐朽・シロアリ研究を目的に、実際に寺社仏閣や民家の床下に潜る、珍しい教授です。
実践に基づいた内容について写真をふんだんに使い、分かりやすく理論的にお話頂きます。
1、劣化診断の基本
①診断の基本
②劣化状況の把握
③原因やメカニズムの推定 など
2、基本(一次)診断
①基礎診断とは
②事前準備
③装備(服装や調査道具)
④診断の流れ
⑤劣化症状の検出
⑥判定
⑦判定の記録
3、腐朽の基礎知識
①腐朽の原因
②腐朽の段階
③現場での腐朽の注意点
4、シロアリ食害(蟻害)
①建物への進級経路
②ヤマトシロアリとイエシロアリ
③シロアリの一生
④イエシロアリによる食害例
⑤シロアリとアリの比較
⑥シロアリ4種の分布状況
⑦床下での蟻害
⑧室内側から見える蟻害
⑨浴室(タイル貼)の蟻害
⑩周囲壁内を這い上がる蟻害
⑪下層からの蟻害の這い上がり
5、甲虫類などによる食害
①ヒラタキクイムシ
6、生物劣化の報告書例
7、生物劣化の対策の基本(助言)
以上、様々な事例が学べます!ご期待ください!