昨日(1/31(日))の13時30分から、大阪市立住まい情報センター 3階ホールにて、「床下のシロアリ、木材腐朽と住まいの維持管理」をテーマに、当センター 副理事長 藤井義久先生(京都大学大学院 農学研究科 教授)より消費者様向けにご講演を頂きました。
藤井講師は、センター主催の事業者様向け講習会「住宅メンテナンス診断士講習会」の「木部の劣化と診断」の講義をご担当頂き、「とても為になる、明日から役立てる内容」と好評を頂いています。
昨日のセミナーの内容は、衣食住の「住生活」に関わる「生活の中のやっかりな生物」として、シロアリや木材腐朽菌、甲虫類の解説に加え、住宅の寿命は「住まい方(維持管理)」が重要である事、木造住宅に長く住み継ぐ「維持管理の流れ」として、まずは住宅所有者様によるチェック、専門家による点検・診断で予防が有効との解説を頂きました。
とても分かりやすく、今日から使える内容やフレーズが多く、相談員として参加の建築関係者(建築士、住宅メンテナンス診断士)は、「建築的立場から見ても非常に参考になった。」、弁護士 及び 空き家相談に対応の、宅建士、行政書士、空き家利活用事業者、荷物整理事業者、福祉関係者の方々も、「シロアリや木材腐朽について理論的な話が聞けて良かった。」とのお声を頂戴しました。
また、藤井講師より、劣化した木材見本の展示と解説を頂き、住宅メンテナンス診断士のご協力を頂き、生きたイエシロアリとアメリカカンザイシロアリの展示にもご協力頂きました。
シロアリや木材腐朽菌でもろくなった木材や生きたシロアリをご覧になり、「住まいをきちんと維持管理しなければ」と実感された参加者が多くおられたと存じます。
今回は、首都圏から「住宅メンテナンス診断士」が参加頂き、情報交換ができた事も良かったです。
コロナ禍にも関わらず、60名様超の参加があり、個別相談も11組ありました。
ご参加頂きました市民の皆様に御礼を申し上げますと共に、藤井講師、相談員の皆様、診断士の皆様、ありがとうございました!